繰り返す毎日に
私が好きなアーティストの一組に、Negiccoという新潟のグループがあるんですが、
須磨の海岸沿いを歩きながら聴いていると、彼女たちの代表曲のひとつ、『圧倒的なスタイル』の一番の歌詞がやけに身に沁みました。
ここ数週間精神的に余裕のない日が続いていて、起伏のない一日を繰り返しているように感じていたけど、
休憩時間に窓から見えた淡路島の夕景があまりに美しくて、改めてこの間の休日に海岸まで歩きに行きました。
そのときふと思い出したこと。
大学に通っていたころ、6年間毎日同じ道を通って何の気なしに見ていた景色を、
新しく大学に入ってきた人たち、初めて日本にやってきた人たちが輝いた目でその景色を楽しんでいたこと。
その姿を見ていて、今自分が退屈だと思っている生活の中にも、きっと美しいものや新しい発見が潜んでいるはずで、
ただ慣れや余裕のなさのせいで気づけていないだけなのかもしれないな、とその当時の自分は思ったのでした。
毎日の生活に彩りを与えてくれる、日常のそばにある絶景です。