響を定価で買った
近頃は遠くへの旅行を少し減らして、近場でお気に入りの場所や行きつけのお店を作ろうという方向性な休日を過ごすようになってきました。
そんな時にも酒屋を見つけるとついついふらっと立ち入ってしまうのですが、やまやはなかなか独特な品揃えな気がして入るのが楽しみなお店のひとつになっています。
この間立ち寄ったとある店舗では昨今のジャパニーズウィスキー事情などどこ吹く風、山崎・白州・知多・響・余市・宮城峡が勢揃い。ほかにもフロムザバレルや、さらには山崎12年も置いてありました。ちゃんと定価で。
ネット販売も、街中の酒屋でも平気な顔して定価の倍とかで売ってますからね。これはなかなかない機会だと、響を買っていきました。
鳥貴族のメニューにあった頃によく飲みに行ってたのが懐かしい。響のボトル買うの初めてなんです。
近ごろのマスク転売騒ぎとはまた次元の違う話なんだろうけど、商魂たくましいというか、がめついというか。そういう人がたくさんいる世の中だなあと日々感じますね。
やっぱりお酒は飲んで楽しむものだし、ほかにも例えば食器なら食器として、楽器なら楽器としての働きをさせてあげてこそその物の価値が現れるものだと僕は考えてるので、いわゆるコレクターよりはまっすぐ消費者に届いてほしいと思います。
【岡山】鷲羽山、瀬戸大橋
2019年、今年もいろんな場所に旅行に行きました。
せっかくいろんな場所に行って、いろんな景色を見て異論な写真を撮ったらば誰かに見せなきゃもったいないと思ってみたはいいものの。
結局撮り溜めるばかりでどこにも出していなかったり、王道スポットの写真が多くて面白みが足りなかったり、
2020年は写真の腕も、行先探しにも余裕とこだわりをより持ってまたあちこち巡りたいと思います。
写真は説明不要でしょう、岡山県倉敷市と香川県坂出市を結ぶ瀬戸大橋。
吊り橋・斜張橋・トラス橋の三種類6本の橋で構成されていて、さらに瀬戸内海の他島美。見飽きることのない絶景とはこのことです。
JR児島駅内の観光案内所でレンタサイクルの貸し出しを利用しました。1回300円から500円ととてもリーズナブル。
旧下津井電鉄の線路跡を遊歩道・サイクリングロードとして活用した風の道を走るのがとても気持ちよかったです。
鷲羽山を自転車で登るのは少し大変ですが、海に映る橋の影を上から見ていると、吊り橋というより宙に浮いた橋のようにも見え、不思議な感覚になります。
繰り返す毎日に
私が好きなアーティストの一組に、Negiccoという新潟のグループがあるんですが、
須磨の海岸沿いを歩きながら聴いていると、彼女たちの代表曲のひとつ、『圧倒的なスタイル』の一番の歌詞がやけに身に沁みました。
ここ数週間精神的に余裕のない日が続いていて、起伏のない一日を繰り返しているように感じていたけど、
休憩時間に窓から見えた淡路島の夕景があまりに美しくて、改めてこの間の休日に海岸まで歩きに行きました。
そのときふと思い出したこと。
大学に通っていたころ、6年間毎日同じ道を通って何の気なしに見ていた景色を、
新しく大学に入ってきた人たち、初めて日本にやってきた人たちが輝いた目でその景色を楽しんでいたこと。
その姿を見ていて、今自分が退屈だと思っている生活の中にも、きっと美しいものや新しい発見が潜んでいるはずで、
ただ慣れや余裕のなさのせいで気づけていないだけなのかもしれないな、とその当時の自分は思ったのでした。
毎日の生活に彩りを与えてくれる、日常のそばにある絶景です。
階段最後に段差あり注意
「階段最後に段差あり注意」
言いたいことは伝わる、文章としてもたぶん間違ってはいないはず。
だけど奥歯に挟まったような違和感が残る、1日経った今でも頭の片隅に引っかかっている。
作り込まれたコピーライティングじゃなく、地元の人たちの思いやりや切実な願いなんかが素直に表現されたこういう張り紙にとても魅力を感じるのです。
【神戸】ミナイチ~東山商店街
僕が商店街を好きになったのはつい最近の話で、それはきっと身近にちゃんと人気のある、賑わっている商店街がなかったからだろう。
地元にも商店街はある。いわゆるシャッター商店街だ。昔は映画館も営業していたらしいが、今は小さなパチンコ屋が細々と営業をしている程度の、ひなびた雰囲気のものだ。
子供の頃は商店街の書店でマンガ誌を買っていたものだが、その店が閉店したのも何年も前のことだ。
どの店も道楽でなく、商売でやっている。儲からなければ店を閉めてしまうのも仕方のないことだ。
けれど、賑わった商店街を歩いていると、店のおっちゃん、おばちゃんと顔なじみと思しき客の会話を聞いているのが心地よい。それぞれ好きで店をやっていることが伝わってくる。
商売っ気を感じない、生活の一部として脈々と続いている光景がある。
これから先「地元の人」として、東山商店街での買い物を楽しみたいと思う。
【神戸】垂水センター街~マリンピア神戸
僕は時々、目的地を決めないまま家を出る。
街に繰り出すとき、旅行に行くときでも。
理由の一つはただ、僕が極度の面倒臭がりということだ。
けれどそれだけではなく、目的地までの道のりが「途中の道」になってしまうことを、僕は嫌っているのだと思う。
垂水は僕にとって、「途中の道」だった。
姫路に行くときも、淡路島に行くときも、僕は垂水の街に見向きもしなかった。
垂水センター街を歩いた。五色塚古墳に登った。
そこにしかない歴史、そこにしかない景色が、きっとどんな場所にもある。
たくさんの生活が根差していて、僕にとって目的地でなかった街を目的地にしている人がいる。
ふとそう思った。
通る街、通る道のひとつひとつを踏みしめる。
そこにしかないものを、見逃してしまわないように。
【神戸】元町商店街~三宮センター街
自転車が好きで、旅行が好きで、最近カメラにも手を出した。
以前自転車旅をしたときに、旅ブログのルート紹介にとても助けられた。
これはもうブログを書くしかないと思い至って、思い立ったが吉日、はてなにユーザー登録・ブログも作って、これ用のTwitterアカウントも作っちゃいました。
日頃、趣味に忙しくて呑気に仕事してる暇なんてないよ、いつも思っています。
でも実際は休みの日が貴重なもので、それなのに一日中布団の中で過ごしてしまうこともたびたび。
これじゃいかんと思って、もっともっといろんなことして遊ぶぞというモチベーションに、旅行やその他趣味の備忘録に、そして自分が以前そうだったように、旅行のルートや行先の紹介がどこかで誰かの役に立てばうれしいかな。
特にやることもない、遠出をする気分でもない、そんなときはよく神戸は元町商店街~三宮センター街をぶらぶら歩きます。
神戸に住んでまだ1年も経っていないけど、「オシャレな街」神戸というそれ以前に抱いていたイメージとはちょっと違うかな?というのが今持っている印象。
確かに都心部は小綺麗な建物や今風・レトロ様々のカフェが立ち並び、港の周りには沢山のカップルがいるけど。
少し街の中心から外れていくと、昭和の雰囲気が残っているような場所もたくさんあって、でもそうやっていろんな時代性や地域性が混ざってできている街であることが神戸の面白いところなんじゃないかな?って思います。
それを一番最初に感じたのが三宮センター街から元町商店街へずーーっと歩いた時。整然から雑然へとだんだん変わっていく景色。強まる個性。上がっていく年齢層。神戸を一番端的に表している場所の一つなんじゃないか?と思っています。今はコーヒー豆を買うにも、お茶葉を買うにも、野菜を買うにも時間さえあれば元町商店街に行きます。
商店街は楽しい。いろんなお店があって、いろんな匂いがして、いろんな目的でいろんな人がいて。
自転車旅にはまだ寒いので、当分は神戸の商店巡りをしようと思っています。